顔のパーツの中でも、鼻と唇の間にある垂直の溝「人中(じんちゅう)」とその周辺は、古来より生命力や財運を象徴する重要なエリアとされてきた。古来の人相学において、鼻の下のほくろは生き方や金運、さらには恋愛の傾向を映し出す鏡のような存在だ。
東洋の伝統的な人相占いでは、人中のすぐ上や中央にあるほくろは「衣食住に困らない」という豊かな財運を示すとされる。一方で、溝の脇や下部にずれた位置にある場合は、出費がかさみやすいお金の出入りや、情に流されやすい恋愛傾向を示すサインと解釈されることもある。吉相か凶相かは、ほくろの「色」や「形」にもよる。漆黒で艶のある「生きほくろ」は強運を呼び込むとされるが、色が薄く形が歪な「死にほくろ」は注意が必要という見方が一般的だ。運気を気にするあまり、自分自身の印象や心理にまで影響を及ぼす人が多いのもこの部位ならではの特徴となっている。