Q1:新NISAで高配当株を買って配当金生活を目指すのも「やめとけ」に該当しますか?
A1:新NISAの成長投資枠で優良な高配当株を買い進めること自体は正当な投資手法です。ただし、「配当金だけで早期リタイアする」という非現実的な計画を立てることは推奨されません。資産形成初期においては、配当金を受け取って消費するよりも、全世界株式(オルカン)などのインデックスファンドで分配金を自動再投資に回し、複利効果を最大化させる方が資産拡大スピードは圧倒的に速くなります。配当狙いは、すでに数千万円の資産を築いた後の「出口戦略」として検討するのが定石です。
Q2:ワンルームマンション投資で「節税になる」と勧められましたが本当ですか?
A2:典型的なセールストークであり、実質的な経済合理性は極めて乏しいと言わざるを得ません。「節税になる」という理屈の正体は、不動産経営が赤字になっているため、本業の給与所得と損益通算して税金を還付させている状態です。つまり「現金を失っているから税金が安くなっている」だけであり、資産形成としては本末転倒です。物件の減価償却費が年々減少すると節税効果は薄れ、将来的にデッドクロス(ローンの元金返済額が減価償却費を上回り、黒字倒産するリスク)に直面します。
Q3:元手があまりない会社員が安全に副収入を得るには何から始めるべきですか?
A3:「不労」を前提とせず、自分のスキルや労働力を市場に提供する「正当な副業」から始めるのが鉄則です。クラウドソーシングでのWebライティング、プログラミング、動画編集など、初期費用がほとんどかからず、即金性とスキルアップを兼ね備えた実労働を選んでください。そこで得た事業所得の余剰資金を、新NISA等の積立投資に回すという「稼ぐ力×貯める力×増やす力」のサイクルを回すことこそが、最も確実で安全な富の構築ルートです。