かつて日本の若年層の間で持てはやされた「シンデレラ体重」という言葉をご記憶だろうか。モデルのように細い身体を目指す指標としてSNSで拡散されたこの概念は、今や過去の遺物となりつつある。過度な食事制限がもたらす健康被害や、将来的な骨粗鬆症のリスクが広く知れ渡ったからだ。
現在の主流は、数値ではなく「体組成」だ。筋肉量、体脂肪率、そして水分バランス。これらが適切に保たれているかどうかが、美しさを測る新たな基準となっている。細ければ良いという時代は終わった。健康的でエネルギーに満ち溢れていること。それこそが、現代社会が求める真の魅力なのだ。