首都圏の大動脈を結ぶアクセス網には、大きく分けて「JR直通特急」「私鉄特急+JR」「高速バス」の3大勢力が存在する。東日本旅客鉄道が運行する成田エクスプレスは、東京駅の地下ホームへダイレクトに乗り入れる唯一の特急列車だ。乗り換えの手間が一切なく、定時性にも優れるため、大きな荷物を抱えた旅行者や時間厳守のビジネスパーソンから絶大な支持を集めている。所要時間は約55分から60分前後、普通車指定席の運賃は約3,070円だ。
一方で、圧倒的な「最速」を誇るのが京成電鉄の京成スカイライナーだ。最高時速160kmで疾走する同列車は、空港から日暮里駅までをわずか36分前後で結ぶ。日暮里でJR山手線や京浜東北線に乗り換えることで、東京駅までの総所要時間は約50分。直通ではないものの、タイミング次第では最速の移動手段となる。
さらに、コストパフォーマンスを最優先する層から選ばれているのが「エアポートバス東京・成田(TYO-NRT)」に代表される格安高速バスだ。片道1,300円という衝撃的な運賃で東京駅八重洲口まで直通する。所要時間は道路状況に左右され約65〜80分ほどかかるが、予算を抑えたい旅行者にとって強力な選択肢であり続けている。