流行の引き金となったのは、Z世代を中心に再解釈されたY2Kファッションの深化だ。2000年代初頭のローライズデニムや短丈トップスのブームがさらに一歩進み、インナーウエアのウエストラインを大胆に見せるスタイルが完全に定着した。しかし、かつての露出度の高さだけを追求したスタイルとは一線を画す。現代の若者は、レースが持つ上品さやヴィンテージ感を組み合わせ、ヘルシーでスタイリッシュなニュアンスを作り出している。
このムーブメントを加速させているのが、TikTokやInstagramにおける「#OOTD(本日のコーデ)」の拡散力だ。SHIBUYA109に集うトレンドセッターたちを中心に、数秒間の短尺動画で「チラ見え」を「映え」に変えるスタイリング動画が爆発的な再生回数を記録。単なる下着隠しではなく、あえて「見せる」前提で選ばれた繊細なレースのデザインが、視聴者の視線を釘付けにしている。