厳しい残暑が猛威を振るったこの年、熱中症対策は警備体制と同等に重要な課題となった。昼過ぎから場所取りをする熱心な観客のなかには、水分補給が追いつかず体調を崩すケースが相次いだ。救急搬送の要請が殺到し、現場の救護所はまさに戦場のような慌ただしさを見せていた。
さらに近年頻発するゲリラ豪雨や雷雨のリスクも、運営側の胃を痛めつける要因だった。幸いにも当日は天候に恵まれたものの、急な落雷による即時中止のリスクと隣り合わせの開催であったことは間違いない。地球温暖化が進むなか、真夏の屋外で数十万人を集めるイベントのあり方そのものが、問われ始めていたのだ。