大分エリアの鉄道利用に関しては、ネット上のQ&AサイトやSNSで古い情報に基づいた誤解が散見されます。特に注意すべき2つの盲点を取り上げます。
第1の盲点はSUGOCA利用のエリアルールです。大分大学前駅および大分駅はSUGOCAの利用可能エリア内ですが、豊肥本線をさらに南下して豊後竹田や阿蘇方面へ向かう場合、途中でICカード非対応エリアに突入します。熊本方面へ抜ける長距離移動の際に「大分大学前駅でうっかりICタッチして入場し、降車駅で精算できずにトラブルになる」というケースが後を絶ちません。大分駅方面への上り移動に関しては問題ありませんが、エリア境を跨ぐ移動には紙の乗車券購入が原則となります。
第2の盲点は運行状況遅延情報と大分駅乗り換えの兼ね合いです。大分駅は日豊本線(別府・小倉方面、佐伯方面)および久大本線(由布院方面)が交差する大分県最大のハブステーションです。しかし、単線である豊肥本線が3〜5分遅延した際、日豊本線の特急ソニックや普通列車が接続待ちを行わずに定刻で発車してしまう事例が報告されています。「乗り換え標準時間5分」を過信していると、目の前で接続列車を逃し、次の列車まで30分以上ホームで立ち尽くす事態になりかねません。
さらに終電時間の確認も怠重です。大分駅から大分大学前駅方面への下り最終列車は23時台半ばに設定されていますが、大分大学前駅から大分市街地へ繰り出す上り最終列車はそれよりも早い23時前後で運行を終了します。夜間のアルバイトや飲み会帰りの移動では、終電を逃すとタクシー代(大分駅周辺まで概ね3,000円〜3,500円程度)が発生し、手痛い出費となります。