長年、クリーンなビジュアルで親しまれてきた大谷翔平がなぜ今、ヒゲをたくわえるに至ったのか。その背後にはロサンゼルス・ドジャースならではのチーム風土と、指揮官デーブ・ロバーツ監督との良好な関係がある。ニューヨーク・ヤンキースのような厳格な容姿規律が存在しないドジャースでは、選手の自主性と個性が強く尊重される。現地番記者の証言によれば、過酷なレギュラーシーズンを戦い抜くためのメンタルコントロールの一環として、リラックスしたプライベートな一面をグラウンド上に持ち込む選手は少なくない。
デーブ・ロバーツ監督も取材に対して「彼がどんな姿であろうと、最高のパフォーマンスを発揮してくれるなら大歓迎だ。チームに新しい風を吹き込んでいる」とニヤリ。グラウンドでの圧倒的な存在感に加え、ワイルドな風格をまとった姿は、ロッカールームでもチームメイトとの距離をさらに縮めるきっかけになっているという。過密日程の中で集中力を極限まで高めるため、あえて過度な身だしなみのストレスを削ぎ落とす実用的な選択でもあったのだ。