佐々木主浩と清水香織の出会いは1991年に遡る。当時、若き剛腕リリーバーとして台頭しつつあった佐々木と、アイドル歌手やタレントとして芸能界で活動していた清水。互いに惹かれ合うのに時間はかからず、交際へと発展した二人は同年にゴールインを果たした。
長女と長男という二人の子宝にも恵まれ、表向きは誰もが羨むプロ野球選手の理想的な家庭に見えた。横浜ベイスターズが1998年に38年ぶりの日本一を果たした際も、佐々木は不動のクローザーとして君臨し、家族は彼の活躍を支える象徴としてメディアに登場していた。しかし、その輝かしい表舞台の陰では、すでに生活リズムの乖離や価値観のズレという見えない亀裂が静かに広がり始めていた。