2011年の壊滅的打撃以降、日本相撲協会は抜本的な再発防止策を次々と導入しました。2026年現在の大相撲において、かつてのような組織的な八百長を行うことは物理的・制度的に極めて困難になっています。
1. 通信機器の徹底した持ち込み規制
本場所中の支度部屋には、携帯電話やスマートフォンなどの電子機器の持ち込みが厳しく禁止されています。私物通信機器は入場時に管理BOXへ預けるルールが徹底され、外部や他部屋の力士と事前連絡を取る手段が遮断されています。
2. コンプライアンス委員会による厳格な監視
外部の弁護士や有識者で構成されるコンプライアンス委員会が常時稼働しており、不審な取組や金銭トラブルの情報があれば即座に調査が入る体制が整えられています。
3. ガチンコ相撲の定着とケガのリスク増加
八百長が完全に排除された結果、現在の土俵では毎場所・毎取組が全力勝負の「ガチンコ」となっています。その副産物として力士の怪我や途中休場が増加し、大関・横綱陣であっても早期陥落するシビアな勝負の世界が戻ってきました。7勝7敗の力士が千秋楽で呆気なく負け越して幕下に転落する光景も日常茶飯事となっています。