稲葉浩志の目撃情報において、長年最も頻繁に語られてきたのが東京都渋谷区松濤周辺での日常風景です。報道各社の過去の取材記録や不動産登記情報によると、稲葉浩志は1990年代後半に松濤の閑静な一画に強固なプライバシー対策を施した邸宅を構えました。重厚な石造りの外観からファンの間では親しみを込めて「ストーンハウス」とも呼ばれるこの場所で、妻や家族とともに20年以上にわたる生活基盤を築いています。
この地域において最も目撃頻度が高いシチュエーションが、愛犬の散歩姿です。早朝や夕暮れ時、オールド・イングリッシュ・シープドッグなどの大型犬とともに歩く姿が近隣住民によって度々確認されています。目撃者たちの証言に共通しているのは、華美な装飾を排したシンプルな装いです。キャップを目深にかぶり、サングラスにスウェットやデニムというラフなスタイルでありながら、遠目からでも一目で分かる引き締まった肉体と美しい歩行姿勢が、隠しきれない存在感を漂わせています。
また、乗り物愛好家としても知られる稲葉浩志は、カスタムハーレーやヴィンテージバイクに跨がる姿も目撃されています。ヘルメット越しでも判別できる鋭い眼光と鍛え上げられたライディングフォームは、都内のライダーたちの間でも語り草となっており、休日の甲州街道や山手通りを軽快に駆け抜けていく姿が度々報告されています。
さらに興味深いのは、渋谷駅周辺や代官山エリアのCDショップ、楽器店といったカルチャー発信スポットへの出没です。かつて自身の公式発信やファンクラブ会報でも触れられたように、ふらりと徒歩で渋谷のタワーレコードなどを訪れ、一般客に混ざって試聴機で音楽をチェックする姿が目撃されたこともあります。あえて大名行列のような取り巻きを連れず、一人の音楽人として街を歩く姿は、華やかな芸能界において極めて異彩を放っています。