平群町いちご直売所(くまがしとれたて市)での買い物においては、ネット上で流布している情報と現場の事実にいくつかのギャップが存在します。
第一の盲点は、「いちごは午後でも補充される」という誤解です。直売所の公式な販売データや現場スタッフの証言によると、契約農家からの納品は原則として早朝の収穫直後に行われます。贈答用の大粒パックや希少な特秀品は、開店(9:00)からわずか30分〜1時間で売り切れるのが通例です。一部の規格外・小粒パックが昼前に追加される日はあるものの、確実にお目当ての等級を入手したい場合は午前中の早い時間帯が唯一の勝機となります。
第二の盲点は、平群町の特産品がいちごだけにとどまらないという点です。平群町は日本有数の「小菊」の産地であり、直売所では新鮮な生花が驚くほどの低価格で並びます。さらに、地元産米を使用した地酒、いちごジャムや古都華サイダー、平群町特産の芋くずを使った和菓子など、上質なお土産が豊富に揃っています。いちごだけを目的に訪れ、他の名品を見落としてしまうのは非常にもったいない選択と言えます。