夜の街の主役が変わった。かつて新橋のガード下を埋め尽くしていたサラリーマンの姿は減り、代わりに夜遅くまで明かりが灯るシェアオフィスやコワーキングスペースが活況を呈している。彼らが求めているのは、アルコールではなく「スキル」だ。
終身雇用の崩壊と物価高騰が続く中、ただ時間を消費するだけの飲み会は敬遠される傾向が強い。代わりに、プログラミングや語学、あるいは副業のための作業時間に充てる人が急増している。限られた時間で最大の成果を得ようとする「タイムパフォーマンス(タイパ)」の意識が、夜の過ごし方を根本から変えてしまった。