セリフの強烈さだけでなく、DIOが取った常軌を逸したポーズもファンに絶大な衝撃を与えました。覚醒したDIOは、自らの右手の人差し指をこめかみに勢いよく突き刺し、グリグリと頭蓋骨をえぐるという異常な行動に出ます。
人間であれば即死、あるいは耐え難い激痛を伴う自傷行為ですが、吸血鬼としての完全な生命力を得たDIOにとっては、もはや自傷すらも「生きている実感と快楽」に過ぎません。「肉体の回復力」と「限界突破したテンション」を同時に誇示するこのアクロバティックな構図は、荒木飛呂彦氏の卓越した作画力と相まって、漫画史に残るアイコニックなビジュアルとして刻まれました。
後年の格闘ゲームやフィギュアなどの立体化企画でも、この「こめかみ突き刺しポーズ」はDIOを象徴する代名詞的なアクションとして頻繁に採用されています。