タイガースにとってスクーバルは単なるエースではない。チームの象徴だ。しかし、2026年シーズンが深まるにつれ、彼のフリーエージェント(FA)権取得までのカウントダウンが重くのしかかる。代理人スコット・ボラス氏が顧客の最優良銘柄を市場に出さずに延長契約に応じる可能性は限りなく低い。
このままFAで手ぶらで去られるリスクを冒すくらいなら、全米トップクラスのプロスペクト(若手有望株)を複数引き換えにして将来の土台を固めるべきか。フロント陣の葛藤は限界に達している。デトロイトの現地ファンからは反対の大合唱が巻き起こっているものの、現実的な球団経営の視点からは「今夏のトレード放出」が最も理にかなうという冷徹な計算が働く。