東大の入試および合格発表シーズンになると、5chやX(旧Twitter)などのオンラインコミュニティでは様々な議論や時には過熱した「炎上」が発生します。特に近年注目を集めているのが、「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」の実績や「女子学生比率向上」に向けた大学側の取り組みを巡る言説です。
ネット上では「東大が推薦入試枠を広げることで一般入試の枠が狭まり難化している」「公平な学力一発勝負であるべきだ」といった批判的な書き込みが散見されます。しかし、公式の入学者選抜方針を検証すると、推薦入試で求められるのは卓越した学術的探求実績や国際科学オリンピックでのメダル獲得など、一般入試とは異なる極めて高度な卓越性であり、単なる「推薦による優遇」というネット上の俗説は事実に反します。
また、東大が掲げる「女子比率30%への引き上げ目標」に関しても、一部で「女子優遇の選考が行われているのではないか」という根拠のないデマが拡散することがあります。しかし、東大の一般選抜は完全なブラインド採点であり、性別による得点調整等は一切存在しません。大学側が行っているのは、地方女子高校生向けの広報活動や家賃補助制度の拡充といった「出願のハードルを下げる環境整備」であり、選抜基準そのものの公平性は厳格に維持されています。