公園の西園に位置する靱テニスセンターは、日本におけるテニスの重要な拠点だ。センターコートを含む16面の全天候型ハードコートを擁し、これまで数々の歴史的名勝負の舞台となってきた。日本テニス協会が主催する数々の公式戦や国際大会が開催されることでも知られ、ジュニア層の登竜門として有名な世界スーパージュニアテニス選手権大会の開催地としても世界的にその名が知られている。
この場所は、世界最高峰のプレーヤーである大坂なおみ選手にとっても縁の深い聖地だ。幼少期にこのコートで練習に励み、技術と精神力を磨いたエピソードは広く知られている。プロを目指す若きアスリートたちが汗を流す姿と、一般のテニス愛好家が楽しそうにラケットを振る光景が同居する空間は、スポーツの普及と振興を見事に体現している。