影響力は首都圏の大型プロジェクトにとどまらない。地方都市が抱えるシャッター街や遊休地の再生現場でも、彼の手法が次々と導入されている。人口減少と高齢化が進む地域において、維持費ばかりがかかる大掛かりな箱物行政からの脱却が叫ばれる中、自然の力を活かしたコミュニティ拠点の創出が解決策として浮上した。
地域固有の自生種をベースにした緑地づくりは、地元住民が日々の生活の中で土に触れ、集う場を生み出している。観光目的のハコモノではなく、暮らしに根ざした緑のインフラを整えることで、廃れかけた商店街に再び人の流れと賑わいが戻ってきた事例が全国各地から報告されている。