納豆の健康効果を語る上で欠かせないのが、特有のタンパク質分解酵素であるナットウキナーゼだ。1980年代に須見洋行博士によって発見されて以来、血栓溶解作用や血流改善効果に関する研究が世界中で進められてきた。だが、近年の食品・ヘルスケア産業における研究開発では、その酵素活性が消化器系へ与えるダイレクトな影響にもスポットが当てられている。
納豆にはナットウキナーゼだけでなく、アミラーゼやプロテアーゼといった多彩な消化酵素が含まれている。これらが胃の中で食物の分解をサポートし、胃排出をスムーズにする手助けをする。ただし、ナットウキナーゼは熱に弱いという性質を持つため、熱々の炊きたてご飯にすぐ載せてしまうと酵素活性が低下する点には注意が必要だ。