認可保育園は、国の基準に基づき設備や保育士の配置人数が厳しく定められている。しかし、書類上の基準を満たしていることと、現場で子供たちの安全が100%担保されることの間には、大きなギャップが存在する。
豊中市内の保育現場で働くベテラン保育士は、匿名を条件に次のように打ち明けた。「配置基準ギリギリの人数で回していると、1人が怪我の応急手当やトイレ対応に追われた瞬間、残りの園児への目が完全に途切れてしまう。特に屋外活動や給食の時間は、一瞬の油断が命取りになる張り詰めた空気の中での作業だ」。2026年現在、保育人材の確保は全国的な課題であり続けており、現場の疲弊が観察の「目」を奪う悪循環が浮き彫りになっている。