公益社団法人日本薬剤師会では、自宅に眠る古い薬や余った薬を整理する「残薬確認事業(ブラウンバッグ運動)」を推進している。引き出しの奥で何の薬か分からなくなった錠剤や、いつ調剤されたか不明な目薬があれば、袋にまとめてかかりつけの調剤薬局へ持ち込むのが賢明な選択だ。専門知識を持つ薬剤師が使用可能か処分すべきかを仕分けしてくれる。
家庭で薬を廃棄する際も、環境と安全への配慮が欠かせない。錠剤やカプセルはPTPシートから取り出し、粉薬とともにビニール袋に入れて少量の水を含ませた紙パックやティッシュに吸わせ、可燃ごみとして処分する。下水やトイレに直接流すと、抗生剤などの成分が自然界に流出し生態系へ悪影響を及ぼす懸念があるため厳禁だ。
年に2回、大掃除や防災の日などの節目に合わせて救急箱を総点検し、期限切れの古い薬を一掃する習慣を定着させたい。