ツアープロの懐事情は、競技での「賞金」とコース外での「契約マネー」という2本の柱で構成される。渋野日向子の年間総収入は、概算で5億円から7億円規模に達していると分析できる。この数字を押し上げている最大のエンジンは、賞金ではなく強固なブランド力に裏打ちされたパートナーシップ契約だ。
獲得賞金はシーズンの調子によって数千万円から1億5000万円前後の間で変動する。対して、後述する大手企業群とのエンドースメント契約やCM出演料、ライセンス料などの副収入は、年間で5億円前後という極めて安定したベースを叩き出している。予選落ちが続いたとしても即座に経営破綻しないタフな財務基盤こそが、彼女が米ツアーに腰を据えて挑戦を続けられる真の原動力だ。