ラグジュアリー・グッズの領域において、クラッチバッグはもはや単なる小物ではなく、ブランドのアイデンティティを凝縮したステートメントピースとなっている。その筆頭が、ルイ・ヴィトンのアイコンピースである「ポシェット・ヴォワヤージュ」だ。モノグラムやダミエの幾何学的な美しさはそのままに、現代のデジタルガジェットが美しく収まる機能性を備え、世界中のエグゼクティブを魅了し続けている。
一方で、ロゴを前面に出さない静かなラグジュアリーを好む層からは、ボッテガ・ヴェネタのイントレチャートが絶大な支持を集める。職人の手作業で編み込まれたレザーの陰影は、それ自体が上質なジュエリーのような存在感を放つ。さらに、構築的な美学を追求するトム・フォードのジップポートフォリオは、無駄を極限まで削ぎ落としたミニマリズムで、夜のレセプションやパーティーシーンに圧倒的な色気を添える。