ギフト選びで最も避けたいのは、良かれと思って選んだ品が相手のストレスになってしまう事態です。女性向けメディア「カスタムライフ」が実施した20代・30代女性150名を対象とする意識調査や、SNS上の生々しい投稿を分析すると、友達からもらって困るプレゼントの理由には驚くほど共通した傾向が浮き彫りになります。
ネットの評判で常に不評の上位に挙げられるのは、個人の趣味嗜好に強く依存するアイテムです。「香水や強い香りのディフューザー」は、嗅覚の好みが合わなければ部屋に置くことすらできません。また「部屋のテイストに合わない置物や壁掛け時計」「キャラクターグッズ」は、処分するにも罪悪感が伴い、相手のプライベート空間を圧迫します。さらに基礎化粧品(化粧水や美容液)も、肌質やアレルギーの都合で使用を断念せざるを得ないケースが多発しています。
心理学には、過度な親切や個人の自由を制限された際に反発を覚える「心理的リアクタンス」という概念があります。好みを押し付けられたと感じる贈り物は、無意識のうちに受け取り手のテリトリーを侵食してしまうのです。相手との親密さに甘えず、相手の生活環境や選択の自由を尊重することが、トラブルを回避する第一歩と言えます。