CMの強烈なインパクトとともに忘れてはならないのが、製品そのものの科学的バックボーンである。リポビタンDは、1999年の医薬品等への規制緩和に伴い「指定医薬部外品」へと移行した。これにより、従来の薬局・薬店だけでなく、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどでも手軽に購入できるようになり、国民の生活により身近な存在となった。
そして、瓶のラベルに誇らしげに記されている成分の核こそが「タウリン」1000mgである。タウリンはアミノ酸の一種であり、体内の細胞機能の維持や疲労回復、エネルギー代謝のサポートにおいて重要な役割を果たす。大正製薬は単なる気分転換の飲み物としてではなく、滋養強壮や肉体疲労時の栄養補給という明確な効能・効果を担保するため、厳密な品質管理のもとで製造を続けてきた。あの過酷なアクション映像の裏には、科学的なエビデンスに基づいた製薬会社の強い自負が存在している。