西脇美智子の原点は、10代の頃から打ち込んでいたパワーリフティングやウエイトトレーニングにあります。もともとはバレーボールや陸上競技で培った身体能力をさらに高めるために始めたトレーニングでしたが、瞬く間にその才能を開花させました。
1980年に開催された第1回全日本女子ボディビル選手権大会で見事に優勝を果たすと、その後3連覇を達成。まだ「筋トレ女子」という言葉すらなかった時代に、テレビ番組やCM、フィットネス雑誌の表紙を飾り、日本中に「元祖筋肉美クイーン」旋風を巻き起こしました。
当時の彼女は、可憐な顔立ちと逞しく引き締まった肉体という鮮烈なギャップで、バラエティ番組『新春かくし芸大会』をはじめとする数多くのテレビ番組に引っ張りだことなりました。しかし、タレントとして消費される現状に満足することなく、幼い頃からの憧れであった「身体を張った本物のアクションの世界」へ進むべく、自らの鍛錬をより過酷な格闘技やスタントのトレーニングへとシフトさせていったのです。