現代のテレビ視聴において「あとでTVerで見ればいい」という認識が一般的になっていますが、FNS歌謡祭においてはこれが命取りになるケースがあります。ここには音楽特番特有の極めて複雑な権利処理の壁が存在します。
■ 誤解1:「全出演者の全歌唱シーンがTVerでアーカイブ配信される」
これは完全な誤解です。FNS歌謡祭 見逃し配信 TVerでは、生放送中のリアルタイム配信に対応しているものの、放送後のアーカイブ配信(追っかけ・見逃し)においては、洋楽カバー曲、劇団四季やディズニーなどの厳格な著作権が絡むミュージカルナンバー、一部海外アーティストの歌唱パートが権利上の都合によりカット(権利落ち)される事例が多発します。
■ 誤解2:「タイムテーブルの並び順は出演順と完全一致している」
公式タイムテーブルに記載された各時間帯(例:19時台)のアーティスト名は、基本的に「五十音順」で並んでいます。上から順に歌うわけではありません。「五十音順=歌唱順」と勘違いし、リストの末尾にいるアーティストが19時台の最後に出ると誤認して番組を見逃すトラブルが後を絶ちません。
録画機器の容量を確保し、地上波の生放送をまるごとDRモード(最高画質)で録画しておくことこそが、貴重なコラボレーションを完全な形で手元に残す唯一無二の方法です。