ネット上の情報収集において、ユーザーが最も欺かれやすいのが「症例写真の見え方そのもの」に潜むレトリックです。中目黒の実力派クリニック「Sol Clinic(ソルクリニック)」の広報発信にも見られるように、現在の法規制下では、デリケートゾーンの無修正写真をSNSやWebトップに無条件で露出することは厳格に禁じられています。多くの優良クリニックでは、閲覧に際して3段階のクリックや年齢確認の手順を踏む設計がなされています。
しかし、一部の集客偏重型クリニックでは、規制の網をかいくぐるように巧妙な「写真のレタッチ」や「撮影ギミック」が横行しています。具体的には、術前写真を意図的に強い影が入るライティングで撮影して黒ずみや余剰皮膚を過大に見せ、術後写真では露出オーバー気味に飛ばして肌を白く滑らかに見せる手法です。これらは「変化幅」を視覚的に誇張する古典的な演出に過ぎません。
さらに、「術後1ヶ月」と記載されていながら、実際には抜糸直後の腫れによってシワがピンと張った状態を一時的なハリとして提示している悪質なケースも存在します。真の完成形は、組織の瘢痕化が落ち着く術後3〜6ヶ月後です。症例写真をチェックする際は、「術後半年以降の経過写真が明示されているか」「傷跡の質感をごまかす画像加工がされていないか」を冷静に見定める必要があります。