では、増えてしまった内臓脂肪をどう減らせばよいのか。今回、予防医療を専門とする医学博士に独自取材を敢行した。従来の「過度な糖質制限」や「激しい筋トレ」は、むしろ逆効果になる場合があるという。「内臓脂肪は皮下脂肪に比べて『つきやすく、落ちやすい』という特性を持っています。無理な食事制限ではなく、代謝のスイッチを入れるアプローチが最短ルートです」と専門家は語る。
食事面で極めて有効とされるのが、食後の血糖値スパイクを防ぐ「ベジファースト」と「タンパク質の積極摂取」だ。また、運動においては1日30分の激しい運動よりも、日常の微細な活動量を増やす「NEAT(非運動性熱産生)」の向上効果が高いことがわかっている。エレベーターではなく階段を使う、通勤時に一駅分歩くといった日々の小さな積み重ねが、内臓脂肪を劇的に燃焼させるのだ。