「おしゃれな人のコーディネートをそのまま買ったのに、自分が着るとパッとしない」という悩みの正体は、「好きな服(主観的嗜好)」と「似合う服(客観的調和)」の乖離にあります。
ファッションにおいて劇的に垢抜けている人と、どこか垢抜けない人の決定的な違いは、自分自身の「質感」と「服のテイスト」が共鳴しているかどうかに尽きます。例えば、柔らかな曲線的な顔立ちの方がハードなレザージャケットを羽織ると、服の強さに顔が負けてしまい「着られている感」が生じます。逆に、シャープな骨格を持つ方がフリル過多なガーリー服を着ると、どこかアンバランスな印象を与えてしまいます。
自分に似合う服の系統を見極めるためには、以下の3ステップを実践するのが近道です。
1. 過去に他人から褒められた服をリストアップする:「その色似合うね」「そのジャケット形が綺麗」と褒められたアイテムには、客観的に調和している要素(シルエット・素材感・色)が必ず隠されています。
2. 全身の引きのシルエットを撮影して客観視する:鏡越しではなく、少し離れた位置からスマートフォンで全身写真を撮ると、体型と服のバランスの歪みに素早く気づけます。
3. 「好き」をディテールに、「似合う」を全体の骨組みに配置する:好みの系統が骨格に合わない場合は、バッグや靴、アクセサリーなどの小物で好みのテイストを取り入れ、ベースとなる服のシルエットは自分に似合う系統に合わせるのがプロのテクニックです。