田原総一朗と「セックス」の真相|東京12チャンネル時代の伝説

田原総一朗と「セックス」の真相|東京12チャンネル時代の伝説

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テレビの枠組みすら飛び越えた田原氏は、1971年にATG(日本アート・シアター・ギルド)配給の劇映画『あらかじめ失われた恋人たちよ』で映画監督デビューを果たします。石橋蓮司氏と桃井かおり氏を主演に据えた本作は、言葉を失った青年と情緒不安定な少女が日本中を彷徨うロードムービーであり、生と性、狂気と暴力が交錯する圧倒的な前衛作品です。

劇中では、若者たちの剥き出しの性愛が荒涼とした日本の風景の中で描かれ、観客に強烈な心理的衝撃を与えました。単なる扇情的な描写にとどまらず、全共闘運動の挫折以降に行き場を失った若者世代の閉塞感とアナーキズムを、肉体を通じた交感としてスクリーンに定着させたのです。

映画監督としての田原総一朗氏の手腕は、後に国内外のカルト映画ファンや映画評論家からも高く評価され、「昭和のアヴァンギャルド文化の極北」として語り継がれる要因となりました。この映画における過激な性描写と実存的テーマもまた、「セックス」という検索軸から再発見される大きな要素となっています。

山崎 陸
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山崎 陸

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