長年にわたりチームの象徴であり続ける名将グレッグ・ポポヴィッチの采配には、一切の衰えが見られない。むしろ、異次元の才能を持つ若手たちを統率するための情熱は増すばかりだ。ベンチからの鋭い眼光と、緻密に計算された戦術指導がチームの基盤を支えている。
そこに加わったベテラン司令塔クリス・ポールの存在感も極めて大きい。百戦錬磨のポイントガードが持ち込んだプロ意識と戦術眼は、若いロスターに瞬く間に伝染した。ハーフコートオフェンスにおける完璧なタクトと、ウェンバンヤマとのピックアンドロールは、敵陣の守備陣形をいとも簡単に崩壊させている。