二人が歩んできた足跡には、日本のエンタメ史を飾る傑作が聳え立つ。亀梨和也が青春の焦燥と孤独を見事に演じ切った『野ブタ。をプロデュース』は、時代そのものを象徴する一作となった。一方で小泉今日子が魅せた『最後から二番目の恋』は、大人の可笑しさと切なさを描き切り、ドラマ文化に金字塔を打ち建てた。
異なるフィールドで培われた圧倒的な存在感とセリフの機微。テレビドラマ産業がゴールデンタイムの数字に一喜一憂していた黄金期から、質の高さが問われる群雄割拠の時代へ。二人は常に変化の先頭に立ち、作品の力で観客を魅了し続けてきた。