海外におけるブームの質は、近年大きな転換期を迎えている。業界関係者への取材や最新の市場動向調査から浮かび上がったのは、これまでの高級店志向から「日常的なウェルネス」への急速なシフトだ。欧米の主要都市では今、単なる外食ではなく、腸内環境を整える発酵調味料や、出汁(だし)を中心としたクリーンな食事法が健康志向の若い世代を熱狂させている。
未公開の意識調査データによると、海外で和食を定期的に摂取している消費者の約78%が「体調の変化や消化の良さを実感している」と回答した。魚介類を中心としたPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)の良さに加え、味噌や醤油、納豆といった伝統的発酵食品が持つ腸活効果が、予防医学の観点からも熱い視線を浴びているのだ。かつては異質な風味と敬遠されがちだった食材が、今や最高のヘルスケアツールとして支持を集めている。