最新の現地調査で見えてきたのは、定番の海が見える絶景スポットと、地元民が長年愛してきた隠れ家風のレトロ店舗という二大勢力の競演だ。相模湾の水平線を180度見渡せる圧倒的なオーシャンビューカフェでは、焼きたてのクロッフルや地元素材を用いた柑橘パフェが飛ぶように売れている。ガラス越しの海と青空を背景に映えるスイーツは、訪れる者の満足度を瞬時に高めてくれる。
一方で、熱海線の高架近くや旧遊郭エリアの路地裏に静かにたたずむ店舗には、静寂を愛する旅行者が吸い込まれていく。マスターの手煎りコーヒーとクラシックなカスタードプリンの組み合わせは、喧騒を離れて深呼吸したい人々のオアシスだ。こうした表通りの華やかさと裏路地の奥深さが同居している点こそ、現在の熱海観光における最大の強みと言える。