番組の歴史を語る上で欠かせないのが、1976年に発表された福音館書店の傑作絵本『はじめてのおつかい』(作:筒井頼子、絵:林明子)の存在です。5歳の少女・みいちゃんが1人で牛乳を買いに行く冒険を描いたこの物語は、幼い子どもの内面にある緊張と達成感を鮮やかに表現し、番組企画の原点となりました。
テレビ番組としての演出を極上へと昇華させているのが、情緒豊かな語り口と印象的な楽曲群です。長年番組の顔として愛された近石真介さんをはじめ、女優の宮本信子さんや林家正蔵さんら実力派ナレーション陣による温もり溢れる声優・語り手の演出は、子どもの心の揺らぎを過不足なく視聴者に届けます。
さらに、番組の代名詞とも言えるのがB.B.クィーンズが歌うテーマ曲・挿入歌です。「ドレミファだいじょーぶ」や「しょげないでよBaby」の軽快なメロディと親しみやすいフレーズは、困難に立ち向かう子どもたちの背中を押し、視聴者の感情を一気に高める起爆剤として定着しています。