司法の手が差し向けられるまでに時間はかからなかった。神戸地方裁判所で開かれた公判では、詐欺罪などに問われた元議員に対し、執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。裁判の過程で見せた傍聴席からの視線に耐えかねるような仕草や、徹底した自己防衛の姿勢は、当時多くのメディアによって克明に報じられた。
不正に受け取っていた政務活動費は加算金を含めて全額が返還されたものの、奪われた社会的信用と失われたキャリアの重みは消えない。判決確定後、元議員は社会的な孤立を深め、かつての知人や政治関係者との連絡を一切絶つこととなった。