都市伝説がここまで息の長いコンテンツへと育った背景には、動画共有プラットフォームYouTubeの爆発的な普及がある。2010年代半ばから、実況者たちが「呪われたシード値」や「ヘロブライン召喚の儀式」を題材にした検証動画を相次いで投稿。高度な編集技術と独自の物語付けによって制作された映像は、若い世代を中心に「本当にあるかもしれない恐怖」として受け入れられていった。
この現象は、当時のインディーゲーム産業全体にも決定的な影響を与えている。ミニマルなローポリゴン表現と想像力を刺激する恐怖体験の融合は、のちのホラーゲーム作品群へ大きなインスピレーションを与えた。自由に世界を作り変えられるオープンワールドというキャンバスは、プレイヤー自身が恐怖の語り部となるための最高の実験場だったと言える。