2005年秋、日本テレビ系で放送された『野ブタ。をプロデュース』。当時17歳だった戸田恵梨香は、学校一のマドンナであり、主人公・谷口修二(亀梨和也)の恋人である上原真理子役に抜擢された。全国区での本格的なブレイク直前に位置するこの作品で、彼女が漂わせていた圧倒的な透明感は、視聴者の記憶に深く刻み込まれることとなる。
単なる「クラスの人気者」という型にはまった記号的ヒロインにとどまらず、10代特有の揺らぎや素直さを等身大の表情で表現。カメラが彼女のアップを捉えるたび、画面全体の空気が一変するような強い引力を秘めていた。