民放各局がしのぎを削るテレビ放送事業の中で、バラエティ番組における音楽企画の位置づけを大きく変えたのがこの一連の挑戦だった。
お笑いタレントが音楽に挑む企画は過去にも存在したが、これほどまでに演者の純粋な才能と人間ドラマにスポットを当てた番組は少ない。ANZEN漫才時代から育まれたみやぞんの音楽的バックボーンと、日本テレビの制作陣による妥協のないロケ演出が見事に噛み合った結果だ。芸能界内部からも「バラエティの枠組みを超えた本物のドキュメンタリー」「ミュージシャンとしても嫉妬するレベル」と称賛の声が相次ぎ、バラエティ表現の新たな可能性を示す金字塔となった。