近年における最大の変革は、男子中心だった伝統の門戸が次世代の女性ゴルファーへ広げられたことだろう。その象徴的拠点となったのが「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」だ。最新の解析機器を取り入れつつも、根底に流れるのは「自力で飛ばす」「タフな精神を養う」という愚直なまでに泥臭いジャンボ流の哲学である。
その愛弟子として真っ先に頭角を現した原英莉花は、ダイナミックなスイングと土壇場での強さでギャラリーを魅了し続けている。彼女に続く若手女子プロたちも、将司からの直接指導で飛距離と勝負勘を爆発的に伸ばした。プロスポーツ業界全体を見渡しても、一人の指導者がこれほど長期間にわたり男女双方のトップ選手を育て上げた例は極めて稀である。