今大会を通じて沖縄尚学の快進撃を支えたのは、層の厚い投手陣と冴え渡るベンチの采配だ。
先発のマウンドに上がったエースは、最速150キロを超える伸びのある直球と切れ味鋭いスライダーを武器に、強豪打線を相手に7回まで要所を締める粘りの投球を展開。8回からは継投に入り、タイプの異なる変則派左腕を投入することで、相手打線のタイミングを徹底的に外した。
前夜のデータ分析に基づいた配球チャートを頭にたたき込みつつも、マウンド上での打者の細かな立ち位置や視線の変化を見逃さなかったバッテリーの「直感」が、幾度となく訪れた満塁のピンチを最小失点に抑え込んだ。主将を務める捕手は「データを信じつつ、最後は投手の表情を見て球種を決めた」と胸を張る。