写真集の発売を目前に控えた1997年8月20日、都内ホテルで開催された出版記念記者会見は、芸能史に残る異例の展開を迎えました。報道陣の前に姿を現した菅野美穂が、冒頭から大粒の涙を流し言葉を詰まらせたのです。
この会見での涙は瞬く間にワイドショーのトップニュースとなり、「本人の意図に反した出版だったのではないか」「強要されたのではないか」といった憶測が飛び交いました。取材現場の証言によると、当時の所属事務所(タニプロモーション)と出版社、そして本人との間で、企画の進め方や告知の段取りに関して深刻な温度差や契約上のトラブルが生じていたことが明らかになっています。
本人は後に「出版自体を後悔しているわけではなく、関係者への感謝や急激なプレッシャーが重なって感情が溢れてしまった」と語っていますが、この騒動は結果的に所属事務所からの独立・移籍(大手芸能事務所・研音への移籍)を決定づける大きな転機となりました。