介護認定調査員の多くは、市町村からの委託を受けた居宅介護支援事業所に所属するケアマネジャーなどが兼任している。だが、現在の介護・福祉業界全体を襲う人手不足は悲惨だ。本来のケアプラン作成業務やケアマネジメント作業だけでも手一杯であるにもかかわらず、認定調査の負担が重くのしかかる。
業務量の多さに耐えかねてベテラン職員が次々と離職し、残されたスタッフにさらなる負担が集中する悪循環が常態化している。人材の流出は調査の質そのものを低下させるリスクをはらんでおり、介護インフラ全体の基盤を揺るがす深刻な課題となっている。