近年のサステナビリティ意識の高まりを受け、ペット業界でも「生分解性プラスチック」や「天然竹繊維」を使用したエコフレンドリーなトイレシートが主流となりつつあります。しかし、ここに大きな落とし穴があります。「自然に還る素材だから、万が一食べてしまっても消化されるのでは」という飼い主の誤解です。
現実は非情です。たとえ土中で分解される素材であっても、犬の短い消化管の中で数時間のうちに分解されるわけではありません。むしろ、繊維の強度が強いオーガニック素材ほど、胃の中で絡まり合って巨大な毛球(ヘアボール)のような塊を形成しやすいと警告する専門家もいます。「エコ=安全」という図式は、誤飲事故においては通用しないのが現状です。