組織の再編論議が二転三転するなかでも、教育改革自体がストップしているわけではない。近年の学部改組やカリキュラム見直しによって、データサイエンスや地域創生分野を担う教育プログラムが強化され、文理融合型の新しい学びの枠組みが広がっている。入試動向に関しても、従来の個別学力試験一辺倒から、総合型選抜や学校推薦型選抜の募集枠拡大へとシフトが着実に進む。
受験生や保護者にとって最大の関心事は「在学中にキャンパスや所属学部がどう変わるのか」という点だ。志願者数の推移を見ると、情報系や理系人気に支えられて志願倍率は安定しているものの、再編構想の不透明感が長期化すれば、後期日程の出願や併願校選びに影響を与える可能性は否定できない。大学側もオープンキャンパス等で説明に追われているが、明確な将来像の提示が急務となっている。