近年のスポーツ科学において、最も注目されているのが「ストレッチ下での筋肥大(Stretch-mediated hypertrophy)」です。筋肉が引き伸ばされた状態で強い負荷がかかるとき、筋繊維を太くするシグナルが最も強く発信されることが分かってきました。
かつては、筋肉をギュッと収縮させる「ピーク・コントラクション」ばかりが重視されていました。しかし、今やトレンドは真逆です。例えば、インクラインベンチに寝そべって行うダンベルカールのように、上腕二頭筋が完全にストレッチされた状態から動作を開始する種目こそが、最も効率よく筋肉を成長させます。可動域を狭めて重い重量を扱うよりも、フルレンジで筋肉を伸ばし切る局面を意識することが、2026年のスタンダードです。