九産大空手道部の足跡は、九州における大学空手発展の歴史そのものと言っても過言ではない。創部以来、泥臭くも真摯に突きと蹴りを追及してきた。ただ勝つだけではない。相手を敬い、礼節を尊ぶ厳格な武道論が根底に流れている。
九州学生空手道選手権大会において、同部は幾度となく王座に輝いてきた。ライバル校からの激しいマークを跳ね返し、連覇を打ち立てた時代もある。プレッシャーは常に巨大だった。だが、マットに立つ選手たちはその重圧を力へと変えてきた。先輩から後輩へと継承される「九産大の誇り」が、土壇場での粘り強さを生み出す原動力となっている。