長周期地震動とは、大きな地震によって生じる周期の長い(およそ2秒以上)揺れを指す。マグニチュード8級を超える巨大地震が発生すると、短周期の揺れは距離とともに衰退する一方で、長周期の波は減衰しにくく、数百キロメートル離れた関東平野や大阪平野といった堆積地盤へと届く。
特に注意すべきは、地盤の構造と高層建造物の関係だ。柔らかい堆積地盤の上に立つ超高層ビルは、地盤が持つ揺れの周期とビルの固有周期が一致しやすいため、「共振現象」を起こす。この共振が起きると、揺れは収まるどころか増幅し、上層階に行けば行くほど揺れの幅は数メートルに達することもある。2026年の最新観測データでも、離れた震源からの波が都市部で長時間にわたって留まる現象が確認されている。