多くの人が疑問に思うのが、コンビニで買う缶チューハイと、居酒屋の樽ハイの違いだ。最も大きな違いは「炭酸の質」にある。缶チューハイは製造から店頭に並ぶまでの流通プロセスを考慮し、炭酸ガスが抜けにくい設計になっているが、樽ハイはサーバーから直接注ぎ出すため、より細やかで鋭い泡立ちを実現できる。
二つ目は「アルコールのベース」だ。缶チューハイは製品ごとにウォッカや焼酎など多様な原酒が使われるが、業務用の樽ハイはすっきりとした味わいの甲類焼酎やクリアなスピリッツがベースとなることが多い。これにより、どんな居酒屋メニューとも喧嘩しない、究極の「食中酒」としてのポジションを確立している。
そして三つ目は「温度管理」だ。飲食店ではサーバー内部で急冷された冷え冷えの状態で提供されるため、氷が溶けて味が薄まるスピードが圧倒的に遅い。この「冷たさの持続」も、美味しさを左右する重要なファクターである。